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鉄道関連

紅葉の中を列車は走りました。(その2)

時計は14時を回り富良野駅に行きますと、14時14分発の東鹿越行きを待つ乗客の列が改札口に出来ていました。東鹿越駅より新得方面に向かう人は、そこで代行バスに乗り換えて映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地となった幾寅駅を通り、国道38号線で狩勝峠を越えると新得駅に着くことになります。

列車は定刻通り富良野駅を発車しました。ここから新得駅までが来年3月に廃線となる区間です。(実際の廃線区間は石勝線との合流点迄です)一両のディーゼルカーには、ほぼ座席が埋まる位の乗客でした。次の布部駅はテレビドラマ「北の国から」のロケ地となったとのこと。途中の金山駅には比較的大きな集落が形成されていましたが、少し山深い中を走っている感覚になりました。

長い「空知トンネル」を出ると「かなやま湖」が周囲の紅葉とともに映えて、乗客は車窓に釘付けになっていました。程なく列車は東鹿越駅に着き、Uターンして富良野方面に戻る方と代行バスで新得方面に行く方に別れました。

私は、駅周囲の光景を写真とビデオカメラに収めていました。ふと列車の進行方向を見ると、新得方面の線路は草生しているのが分かりました。信号機は赤色を点灯中であり、もう二度と青色に変わらないのだと思いますと来年の廃線を実感せざるを得なかったのでした。

帰路は、新得方面からの代行バスの方とともに、素晴らしい「かなやま湖」の車窓を見ながら帰路に着きました。

富良野駅での改札口です。

富良野駅発車案内

東鹿越駅の新得方面への信号機(もう二度と青色を点灯することはありません)